かみ合わせ
2023年1月24日
マウスピースをしていても筋緊張が強く削れている症例
スタビライゼーション(全歯接触型)を装着していても
咬み合わせの治療においてマウスピースの装着をおすすめしておりますが、筋肉の過緊張がひどくマウスピースを装着していても歯ぎしりをされる方もいらっしゃいます。
当院では咬み合わせの改善をするために包括的に診断・治療を行っておりますが、長年強い歯ぎしりや食いしばりがある方については
まずは歯ぎしりや食いしばりの原因を解決することがとても重要です。
私生活において、異常に脳に緊張をもたらしている+筋肉が過緊張する状態が多いとマウスピースを装着していても食いしばり大きく削れてくることがあります。
自分がどのタイミングで緊張したり、どんな行動で緊張がリセットされるのか(リラックス状態や軽い運動など)を考え改善していくことが効果的だと考えられています。
削れたマウスピース
マウスピースの側面からの画像
印の箇所が特に深く削れています。
咬み合わせを調整する際は、当院ではなるべくいきなり歯を削るのではなく、
過度な筋緊張や、場合によっては顎の嚙む位置のズレ、またはレントゲン上での顎関節の骨の変形や吸収などの進行を防ぎズレを修正する目的でマウスピースを使用します。